初練習


今日は、ドキドキの初練習でした。


まずは髙岡直伝、顔の体操から。

 ♪両手でアッチョンブリケ(w)をしてほっぺをほぐす
 ♪アイーン(w)をして下顎を左右にずらして、斜角筋を伸ばす
 ♪鎖骨を支えて上を向いて顎舌骨筋を伸ばす

これを約5分みっちりやって、解れてきたところでさぁ発声練習です。

このモチーフを軽く、まずは全員で一緒に歌い、慣れてきたところで1小節ずらし・2拍ずらしで輪唱していきました。

全員で一緒に歌うより、男女分けて或いはひとりずつで歌うと、より声の違いが各自明確に聴こえるようになり、最初は釣られそうになっていた人も次第に自立的に声を出して歌えるようになりました。

初めて歌った人・暫く振りに歌った人も、やっていくうちに次第に声の出が良くなり、少しずつキーを上げていくにつれ、最初は無理だと思っていた高音もちょっとコツを掴めばすぐに出るようになりました。


約30分の基礎発声練習を終えた後は、瀧廉太郎作の幼稚園唱歌「鯉幟」で声慣らしです。

この作品は、日本に存在する唱歌「鯉幟」3曲のうちと言われている1曲ですが、ちゃんと楽譜も現存していますし、希少ではありますが出版もされています。ただ早々に教育現場から姿を消してしまったため、実際に習った方がほぼいらっしゃらなくなってしまい、闇に葬られてしまったと云う大変残念な経緯があります。是非とも知っていただきたい可愛らしい作品である上に、教育材料として大変優れた一品でもありますので、声慣らしに最適と考えて用意しました。


次に、本日のメインディッシュw、「通りゃんせ」を歌ってみました。

当初、3声用+ソロのアレンジを用意しましたが、いきなりではちょっと難しかったので、ソプラノパートの2声を練習しました。とは言っても、当楽団はパート分けに固執しません。その人その人の声に合ったパートを歌ってもらおうという考えから、本日は男声がトップのメロディを、女声2人にハモリパートを歌ってもらいました。

最初は全員一緒に歌ってみるもたどたどしく、楽譜に釘付けで余裕もありませんでした。合唱経験者も相当ご無沙汰だそうで、感覚がいまいち掴めず釣られたり音程迷子になったりしましたが、少しずつ部分的にピックアップして繰り返し練習していくうちに、最初バラバラだったものが、30分もすればかなり良い形になりました♪ みんなスゴイ!!

最終的には暗譜で歌い、初めてにしては上出来の2声のアンサンブルが出来ました♪
このまま行けば、4声アンサンブルもすぐに出来そう( ´艸`)。

最後に次回予告編(?)として「ずいずいずっころばし」2声のアンサンブルを、さわりの部分だけやってみて本日の練習は終了となりました。

みなさんお疲れ様でした♪


【今日のポイント】
 ♪歌う前によく身体を解す:アッチョンブリケとアイーン
 ♪声は無理矢理出そうとせず、軽く息を前に出す気持ちで
 ♪「歌う」よりも「読む」:歌もブレスも言葉を重視して
 ♪音が取れない時は、1音前から練習し、少しずつ範囲を広げていく


指導:髙岡 康平


わだち

わだちとは、輪・達:車椅子の仲間 わだちとは、和・立:童謡・唱歌など、日本の音楽を大切にする わだちとは、和・達:和声・和音の集合体 わだちとは、我・立:演者と聴衆が一緒になって演奏会を創る わだちとは、轍:われわれが造る新しいスタイルの軌跡 それが、わだち。