12/7練習風景


今日は皆さんよく声が出ていました。約20分の発声練習でも少し強めにハミングで練習し、音の通りを良くしてから曲の練習に入りましたが、全身がよく解れているとやはりそれだけ力み無く歌えるようです。

今回は、前回練習した「朧月夜」「もみぢ」の第2旋律を中心に練習をしました。デモを参考に、しっかり予習をしてきてくれたようですね。意外にも、歌い直す際の隣接音が取り辛いようでしたが、部分練習を数回繰り返すうちに耳が馴染んできたようで、釣られる事なく合わせる事が出来ました。取り辛い音はその直前の1音から練習し、1拍ずつ範囲を広げながら練習していくと、歌いやすいです。自分が歌った音をよく覚えておき、次に出す音を予測して歌いましょう

毎回の事ですが、やはり楽譜にしがみ付いて歌う傾向があり、音価の短い音で若干テンポが速くなったり音程が下がったりしまいます。四分音符に挟まれた八分音符は寧ろ少し長めに歌うつもりで、丁寧にしっかり歌うように心掛けましょう。また、ブレス記号(息継ぎ)を重視するのではなく、歌詞の流れに気をつけ、句を言い切る(フレーズを歌い切る)ように歌うと、ブレスした後に遅れることなく自然な形に音楽を作る事が出来ます。

2曲が順調に練習出来たので、「春の小川」の第2旋律にも挑戦してみました。「もみぢ」ほどの複雑さはありませんが、逆によく似た旋律で1音だけ違ったりするので、先に歌った旋律につい釣られてしまうというパターンです。これもまた歌い込む事で、すぐにクリア出来ると思います。

途中で他声に釣られたり、テンポがずれたり、音程が下がったりしたら、同じ音が出てくる箇所で他の人の音をよく聴いて修正してください。ですが無伴奏の場合、若干のズレが生じていてもそれで全体的にハーモニーが成立していれば、無理やり修正する必要はありません。気にしすぎて音楽を壊してしまうより、曲としてハーモニーを安定させる事を優先し、1音1句を丁寧に歌うことを心掛けましょう

12/7 指導:髙岡 康平


わだち

わだちとは、輪・達:車椅子の仲間 わだちとは、和・立:童謡・唱歌など、日本の音楽を大切にする わだちとは、和・達:和声・和音の集合体 わだちとは、我・立:演者と聴衆が一緒になって演奏会を創る わだちとは、轍:われわれが造る新しいスタイルの軌跡 それが、わだち。